2024年4月
大室高原を海岸へ向って下った処に小さな山あいの集落がある。過疎化が進み遺産として残され20年間も耕作放棄の蜜柑畑が自然へ還っていく状態だ。これは地番761の約200坪の荒れ地から緑地への再生(?)の記録。
1.草刈り後の枯枝 2.葛葉蔓の下蜜柑4本 3.石垣から山の泥水 4.詰まった水路




2024年5月
この地域の過疎化の問題は後継者減少と土地の境界測定と昔の畦道が農道としてそのままになっていることである。公的記録としては昭和43年実施の地積図があるが、問題は「土地境界に道路がない」場所が多々あること。
761番周辺の地積図

この761番の土地の草刈りを始めたのは2015年頃から春と秋、年2度横浜から3時間車で往復して行なっていた。因みに周囲の土地は空地3箇所、山側の760番は旧墓地、下の土地762番に一人暮らしの民家がある。水路は昔757-1番の空地の所有地によって作られたと言われている。
「旧墓地はすでに山林へ、周りの畑は原野へ変わる」
過疎地の暮しは少しづつ失われている。昨年は雨が多く山からの泥水が音を立てて流れ込んでいた。畑は水浸しとなりなり下の一人暮しの762番の家へも流れていた。さらに猪、猿による獣害も酷い状態であった。
取敢えず周辺の757-5,760,761,762 番地権者に相談、「台風・大雨の災害防止の改良工事」に関する「合意書」(1/6/2024)を作成、①水路・側道改良、②境界確定の市への交渉 同意書名を得た。早速市の窓口の建設課、農業委員会等と話合いを行なった。調査の結果「民有地なので現況で市の入る余地なし」であった。この間2,3ヶ月要したが草刈りはする必要があり、泥水は流れ込み、猪に荒らされる被害は止まらず。急遽760番山側の地権者と話し合った。樹木3本の伐採、石垣の補修、道路の設置に関して樹木の伐採を行ない山からの泥水を水路へ流す工事に了解を得た。因みに業者には工事は断られた。
2024年9月
早速6月と9月の2度にわたり761番の畑の草刈りを行なった。同時に760番旧墓地の山の水切りと757-5番の水路の整備清掃をした。僅かずつであるが山肌に土が見えるようになり、また何と旧墓地から石塔群が現れた。760番地権者の僧侶は「すでに御魂は麓無いはずはず」と言っていた。何か思いがけない状況に驚き愉快な気持ちになってきている。


畑の奥の椿や雑木は次回伐採の対象、 石垣上の柿木3本伐採後石塔群現る。
2025年4月
年が明けて大きな胡桃の木と椿の伐採をし、更に旧墓地の山に入り水路への水切りの溝を整備した。まだ少し伐採やこの木の枝の片付けがあるが、畑らしくなってきた。土地の耕作、植栽へ進むことができそうだ。また水路も山からの湧水が絶えることなく流れている。


右上の風景写真の真ん中の木は伐採が終わっている。伐採に小枝は右手上にまだ少し残っている。6月には草が伸びてくるのでまた同じ草刈り作業が待っている。しかし耕作の出来る日が楽しみである。境の水路の清掃が終わり、たまに周囲の草を刈ったり泥が溜まらないよう気をつければ良い状態になってきた。

一案としての「谷戸小農園」
2025年5月

境の石垣がしっかり見えた!
この写真は5月9日、近くに行ったついでに立ち寄って作業を行なった後のもの。右手に760番の境の石垣を見ることができ、この下に蜜柑の木は2本のみ生きているて蜜柑が僅かになっている。枯れた蜜柑の木2本は伐採した。手前に茂っていた椿はこの日に伐採した。2本の茂った木は大きいので業者に伐採を頼むつもりだ。次畑の畑の伐採した枝の後片付け、さらに今伸びてきている草を刈り、時間があれば手作業で整地をしたいと考えている。その後電動農機を入れて整地をし耕作可能地にしたい。
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